いざリフォームをしようと思っても、地域には工務店から大手ハウスメーカーまで数多くの会社があり、どこに依頼すればよいのか迷ってしまう方は少なくありません。
会社選びを誤ると、費用が想定より膨らんだり、仕上がりに満足できなかったりするリスクもあります。
本記事では、優良なリフォーム会社を見極める7つのポイントと、契約前に確認しておきたい注意点、効率よく比較する方法までを解説します。読み終える頃には、自信を持って依頼先を選べるようになります。
リフォーム会社選びが重要な理由
リフォーム会社選びは、工事の満足度を大きく左右する最初の分岐点です。なぜ会社選びがこれほど重要なのか、理由を確認しておきましょう。
会社によって得意分野・価格帯が異なる
リフォームの種類によって、その工事が得意な業者は異なります。部分的な補修から家全体の工事までさまざまなリフォームがあり、水回りが得意な会社、外壁・屋根専門の会社、内装デザインに強い会社など、それぞれ特色があります。
同じ工事内容でも、会社によって提案の質や費用は大きく変わります。まずは自分がどんなリフォームをしたいのかを明確にし、それに合った得意分野を持つ会社を選ぶことが第一歩です。
依頼先を誤ると起こりやすいトラブル
会社選びを慎重に行わないと、工事内容と見積もりが合わない、追加費用を次々と請求される、仕上がりに納得できないといったトラブルにつながりやすくなります。なかには、不安をあおって高額契約を迫る悪質な業者も存在するため注意が必要です。悪質な業者の具体的な手口については、[リフォーム詐欺の手口とは?よくある5つの手口と対策・見分け方を解説]で詳しく解説しています。
優良なリフォーム会社を見極める7つのポイント
信頼できる会社を見極めるためには、いくつかの共通したチェックポイントがあります。
| チェック項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 建設業許可・資格 | 建設業許可や有資格者がいるか |
| 施工実績 | 希望するリフォームと同様の施工事例があるか |
| 見積書 | 「工事一式」ではなく内訳が明記されているか |
| 担当者 | 質問に丁寧で分かりやすく回答してくれるか |
| 保証 | 保証期間やアフターサービスが明確か |
| 口コミ | 複数のサイトで評判を確認したか |
| 相見積もり | 2〜3社以上を比較したか |
①建設業許可・資格の有無を確認する
税込500万円以上のリフォーム工事を行うためには、建設業の許可を受けなければならないことが建設業法で定められています。大規模な工事を依頼する場合は、この許可の有無を必ず確認しましょう。
小規模な工事では許可が不要な場合もありますが、有資格者が在籍しているかどうかは技術力を判断する材料になります。会社のホームページや名刺で確認できないときは、直接問い合わせても問題ありません。
②施工実績・得意分野が希望と合っているか
自分が希望するリフォーム内容と同様の施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。施工事例の写真や件数が公開されている会社であれば、技術力や得意分野を具体的にイメージしやすくなります。
施工事例を見る際は、写真の数だけで判断するのではなく、工事内容や施工前後の変化、使用した設備・建材、工事期間などが具体的に紹介されているかも確認しましょう。自分が検討しているリフォームと似た事例が多い会社ほど、経験やノウハウが豊富で、希望に合った提案を受けられる可能性が高くなります。
③見積書の内訳が明確で分かりやすいか
良い見積書には、「どこに」「どの材料を」「どれだけ使い」「いくらかかるのか」が、項目ごとに細かく記載されています。逆に、「〇〇工事一式」など大まかにしか記載されていない見積書は、後から追加費用を請求される原因にもなり得るので注意が必要です。
見積書を受け取ったら、内容が理解できるまで遠慮なく質問することをおすすめします。
見積書を確認する際は、複数社で同じ項目を見比べることも大切です。例えば、使用する設備や建材のメーカー・品番、施工範囲、諸経費の内容などが異なると、単純に金額だけを比較しても正しい判断ができません。
また、「追加工事が必要になった場合の費用」や「廃材処分費・養生費などが含まれているか」も確認しておくと、契約後の思わぬトラブルを防ぎやすくなります。
④担当者の対応・説明が丁寧か
疑問点を質問した際に、担当者が丁寧にわかりやすく説明してくれるかも大切なポイントです。専門用語を並べるだけで説明を省略する担当者よりも、初心者にも分かる言葉で丁寧に対応してくれる担当者の方が、契約後も安心して任せられます。
⑤保証・アフターサービスが充実しているか
リフォーム会社の中には、損害補償保険に加入していない、施工完了とともにサービスが終了してしまう業者もあります。保証期間やアフターサービスの内容は、契約前に必ず書面で確認しておきましょう。
保証内容を確認する際は、「保証期間が何年あるか」だけでなく、「どのような不具合が保証対象になるのか」も確認することが大切です。また、定期点検の有無や、不具合が発生した際の対応窓口、連絡方法なども事前に把握しておくと、工事後も安心して相談できます。
⑥地元での評判・口コミを確認する
口コミを見る際は、評価の高さだけでなく、「どのような工事を依頼した人の口コミなのか」「担当者の対応や工事後の対応について具体的に書かれているか」も確認しましょう。反対に、「最高でした」「最悪でした」といった内容だけで理由が分からない口コミは、参考程度にとどめるのがおすすめです。
また、Googleマップの口コミだけでなく、施工事例やお客様の声、第三者の口コミサイトなど複数の情報を見比べることで、より客観的に会社の評判を判断できます。
⑦複数社を比較して判断する
リフォーム会社を相見積もりで比較する方が全体の約70%を占めており、平均の見積もり社数は2.4社という調査結果もあります。1社だけで即決するのではなく、最低でも2〜3社は比較したうえで判断することをおすすめします。
比較する際は、見積金額だけで判断するのではなく、提案内容や工事方法、使用する設備・建材、保証内容まで確認することが大切です。同じリフォームでも会社によって提案内容は異なるため、「なぜこの工事が必要なのか」を丁寧に説明してくれる会社の方が、納得して依頼しやすくなります。
また、相見積もりを取ることは失礼なことではありません。リフォーム業界では一般的な進め方であり、多くの会社も比較されることを前提に見積もりを作成しています。遠慮せず複数社を比較し、自分に合った会社を選びましょう。
契約前に確認しておきたい注意点
7つのポイントを踏まえたうえで、契約直前にも見落としがちな注意点があります。
契約書の内容を細部までチェックする
工事内容、金額、工期、保証内容が契約書に明記されているかを確認しましょう。口頭での約束だけで済ませず、必ず書面に残すことがトラブル防止につながります。
極端に安い見積もりには注意する
複数社から見積もりを取った際、相場よりも極端に安い金額を提示された場合は注意が必要です。企業努力によってコストを抑えている場合もありますが、安すぎる場合には見えないリスクが潜んでいることがあります。価格の安さだけで判断せず、その理由まで確認する姿勢が大切です。
効率よく優良業者を比較する方法
7つのポイントを一社ずつ確認していくのは、時間と労力がかかります。効率よく複数社を比較したい場合は、一括見積もりサイトの活用がおすすめです。
登録にあたって審査基準を設けているサービスを選べば、一定の質を満たした会社だけを効率的に比較検討できます。一括見積もりサイトの仕組みや選び方については、[リフォーム一括見積もりの比較サイトとは?選び方と失敗しない使い方を解説]で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
- リフォーム会社は何社くらい比較すればよいですか?
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一般的には2〜3社、多くても5社程度を比較するのがおすすめです。比較する会社が少なすぎると価格や提案内容の違いが分かりにくく、多すぎると見積もりや現地調査の対応が負担になる場合があります。
- 大手リフォーム会社と地元工務店はどちらがおすすめですか?
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どちらが優れているとは一概にいえません。大手は保証やサポート体制が充実している傾向があり、地元工務店は地域密着ならではの柔軟な対応や提案が期待できます。リフォーム内容や重視するポイントに合わせて比較することが大切です。
- 相見積もりを取るのは失礼ではありませんか?
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失礼ではありません。リフォームでは複数社を比較することは一般的で、多くの会社も相見積もりを前提に見積もりを作成しています。契約する会社以外には、早めに丁寧に断りの連絡を入れるとよいでしょう。
- 建設業許可がない会社には依頼しない方がよいですか?
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建設業許可は一定規模以上の工事で必要となるため、小規模なリフォームでは許可がなくても施工できる場合があります。そのため、建設業許可の有無だけで判断するのではなく、施工実績や見積書の内容、保証体制なども含めて総合的に判断しましょう。
- 口コミはどこまで信用できますか?
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口コミは会社選びの参考になりますが、評価の高さだけで判断するのはおすすめできません。Googleマップや口コミサイト、施工事例、お客様の声など複数の情報を確認し、具体的な工事内容や担当者の対応が書かれている口コミを参考にすると判断しやすくなります。
まとめ
優良なリフォーム会社を見極めるには、建設業許可の有無、見積書の内訳の明確さ、担当者の対応、保証内容、口コミといった複数の視点から総合的に判断することが大切です。1社だけで即決せず、複数社を比較したうえで依頼先を決めることが、後悔しないリフォームへの近道になります。
効率よく複数社を比較したい方は、審査基準の厳しい一括見積もりサービスを活用してみましょう。

